-MENU-
・day1
・day2前編
・day2後編
・day3前編
・day3後編&day4前編
・day4後編
・day5前編
・day5後編
・day6前編
・day6〜7後編&最終回

Mifurin
in
New York


 
みふりんの映画の部屋へ

day1  1999年12月29日(水)
というわけで(何が?)、管理者の許可をいただきましたので、NY日記なぞ...

まあ色々と考えたんだけど、2000年はNYの友人宅で迎える事にした。彼は現在NY郊外に住んでおり、マンハッタンまではクルマで約1時間で行けるんだそうな。

一応映画好きを自任している身としては、摩天楼をナマで見られるのはとてもうれしい。

さて、年末の出国ラッシュをカクゴしてリムジンバスで成田に向かったのだが、道路がエラく空いている。銀座から約1時間でターミナル2に到着、うそや〜。おまけにチェックインカウンターもガラガラ。

おかげでファーストクラスの窓口でチェックインさせてもらったのだが、ボーディングまではあと2時間もある〜、こんな事ならお昼のレストランのデザートバイキングでもう一切れケーキを食べてくればよかったな〜

で、何事もなくCO9は午後6時半に無事出発、行きはジェットストリームの関係で約11時間のフライト、帰りは+2時間なんだそうな。帰りの事を思ってウンザリ。 当然機内にいる間はなんもする事がないのでビデオを観る。

777はVODになっているので、各席の液晶モニタである程度の選択が可能...っていっても、『風雲たけし城』ってのは何?まあ妥当なところで『トーマスクラウン・アフェア』と『ヒロイン』を観る。

前者は映画館で既に観ていたが、翻訳がだいぶ違うような。濃厚ラブシーンも大幅カットされてるし...しかし最後のマネをどうやって盗んだのかは未だに謎。

一方『ヒロイン!』は室井滋主演のしょーもないスポ根映画、ど〜しよ〜もない連中が寄せ集まって強豪チームに勝つのはまあ定石だからいいんだけれど、肝心の商店街の行く末にラストでも全然触れてないのはドラマとして全然ダメなんじゃないの?

自分等の将来の事を忘れて目先の勝利を喜んでるばかりじゃ、明るい未来なんて来るワケないもんね。まあ別に来なくったって一向にかまわないのだけど....

そうそう、コンチはメシがと〜〜ってもマズイ、今までNAが最悪だと思っていたのだが、さらに下があったとは...そうしてみるとキャセイはいいよな〜、食後にチョコくれるし。

で、何だかんだでNEWARKに無事到着。しかし未だに着陸したとたん拍手するヤツがいるとは....

到着1時間ほどで友人到着、マンハッタンの夜景を横目にポートワシントンの家に。疲労と時差ぼけのため速攻で泥酔状態に陥ったのであった。

なお後でわかったのだが、『年末出国ラッシュ』がなかったのはY2K問題を恐れての事だったとか。アホやな〜、あんなんMSの陰謀に決まっとるやんか。

TOP



day2前編  1999年12月30日(木)
NYといえばマンハッタンである。昔インディアンから騙し取った小島がいつの間にやら世界一の大都会...って、何だか香港に似てるぞ。

友人は今日が仕事収めで出社してしまったので、奥さんに送ってもらう。妊婦に運転させてすまぬすまぬといいながら車中で続く身削り話、内容はとてもここでは書けません。しかしさずがクルマ社会、ホンマもんのFree Wayだもんね。ユーミンはウソつきや。

島に入るととたんに渋滞、こんな狭いところにみんなクルマで来るんだものなぁ〜、日本なら『公共の交通機関を』とか言いうハズだけど、超個人主義者どもがそんなタワ言聞くはずないもんね。

かくして大渋滞の5th Aveを南下してメトロポリタン美術館へ。何故って?実は映画愛好家と同時に美術愛好家でもあるんだもん。って、単に昨日観た『トーマス〜』の舞台に行ってみたかったのよん。

で、入場料払ってピアース・ブロスナンごっこしようと思ったらクロークが大渋滞、実は今年はえらい暖冬だそうで、覚悟のダウンジャケットが邪魔でしょうがない。厳寒のNYはどーしたの?しかたないのでそのまま入場、暑いったらありゃしない。

展示室は小部屋がいっぱいでたちまち迷子になる。そういえばルーブルでもおんなじ目に遭ったなあ。ともかくフェルメールだけは必ず見ようと場内をさまよう。

それにしても絵の前に柵がないのって凄いよな〜、相互不信と相互信頼で成り立つアメリカ社会の一端を垣間見た気がする。おかげでゴッホのタッチを堪能出来たけど...ありゃ完全にイッてる人の絵ですな。

で、目的を果たし、閉館までフラフラになりながら館内をさまよっていた。喉かわいたよ〜

長文につき後編へ。

TOP




メトロポリタン美術館


day2後編  1999年12月30日(木)
METを出た後は5th Aveを南下してお決まりの高級店探索、ティファニーはすごい混雑、日本人はもちろんアメリカ人もバンバン買い物してる。ここは銀座三越か?

アメリカは今空前のバブル景気、ベンツやポルシェもビュンビュン走ってるし....

しかしナイキタウンにはがっかり、ディスプレイばかりムダに大きくて肝心の商品コーナーが狭い、更衣室も少ないし。ジョーダンやバレルのシューズってったってねえ、別に行かなくてもよかったよ。

そうそう、在米邦人のとこへ行かれるひとにおすすめのおみやは何といっても日本の雑誌だそーですよ。NY紀伊国屋じゃananの年間購読料が約600ドル!でもみんな買ってるんだそうな。

で、隣のロックフェラーセンターのツリーを見学する。どーでもいーけどこのツリー、毎年アラスカの方で切り倒して持ってくるんだそうな。グリーンピースはクジラ食っちゃイカンと言ってるくせにこーゆーのは放ってるんだもんなあ。

その後アストリアホテルのロビーで友人を待つ。豪華ホテルはロビーも心地良い。ついつい居眠りしてしまうが、治安が良くなっているお陰で引ったくりにも逢わなかった。まあビンボな連中はこんなトコこないだろーけど。

さて本日のハイライトBlue Noteへ。

ものすごく狭い、おまけにNew Yearの飾りは小学校の文化祭レベル、でもここがジャズライブハウスのメッカなんだよな〜。

食事がまだだったのでハンバーガーを頼む。焼きかたを聞かれてミディアムレと答えたのに超ウエルダンがやってくる。聞いただけかいな、親のカタキみたいにポテト添えてくるし....

今日はReggena Belleという黒人シンガー。全然知らないんだけど、東京にも来たことがあるんだそうな。ボーカルの声量に圧倒されてしまった。やっぱジャズって黒人の音楽なんだよな〜、今度CD買おうっと。

それにしてもチャージが安い。たったの45ドル、青山なら1万円近くするのに...来週はチャカ・カーンでこちらは50ドル、こっちも聴きたかったよ〜。

かくしてソーホーにて二日目の夜は更けていくのであった。

さらに続く。

TOP



ロックフェラーセンターのツリー
ロックフェラーセンターのツリー


day3前編  1999年12月31日(金)
日本の朝食はご飯に味噌汁、フランスならクロワッサンにカフェオレ、スイスならキットカットにネスカフェ...じゃないがここアメリカではどうか?

実は缶詰のパンがあるのだ。缶詰といっても入っているのはパン生地で、これを天板に置いてオーブンで焼くのである。まあ電子レンジじゃないぶん料理してる感じはするけど...というわけでこいつとスターバックス豆のコーヒーでブランチを済ます。Drイーブルの世界征服に手を貸してしまったじゃないか。

それで思い出しけど、例の『Jerry Springer Show』を観た。いやもう凄いのなんのって、視聴者の前で夫婦や愛人達がバリー・トゥードしちゃうんだものなあ。テレビの低俗さは日米いいとこ勝負だよ。

で、思わずmitchのとこにカキコした後、午後から正月のショッピング。

まずはクイーンズのチャイナタウンへ、しかし駐車場でスパイク・リーみたいなあんちゃんと一悶着、クルマが心配で買い物も早々に駐車場に戻るが爆弾は仕掛けられてなかった、やれやれ。

で、せっかくだからあちこちのショッピングモールを案内してもらう。

どこもバカみたいに広いが内容はイズミかビッグといい勝負、あれ?こっちがマネしたのか。で、結局何も買わずに最後は日本食材屋へ。

なんでもあるけど、店がまえはまるで西岐波の松村商店(だったかな?)、要するにかなりショボい。棚には日本のTV番組ダビングのソフトが並んでるし...友人は『ヤミスキ・ロンドンブーツ』と『古畑任三郎』を借りる。日本を離れるとこーゆーしょーもない番組でも見たくなるんだそうな。

しかし『古畑〜』って思いっきりイヤなドラマだなあ。設定はまんま『コロンボ』じゃん。テーマ曲は007のパクリだし...『コロンボ』が面白いのはイヤミな金持ちの犯罪をしがない刑事が暴くからであって、『古畑〜』みたいに暴力夫に虐待された妻とかイヤミな作家にイジメられる編集者がやむなく犯す殺人をああネチこく検挙するんじゃミもフタもないってもんじゃありませんこと?

とか何とか思いつつ年越しソバの準備をする。さてカウントダウンまであと4時間余り....

後編に続く。

TOP



day3後編&day4前編  1999年12月31日(金)〜2000年1月1日(土)
ウドンは煮干し、ソバならカツオ、というワケで昆布とカツオで出汁を引きで年越しソバを用意するもイマイチ物足らないのは使ったのが花鰹だったから?

それにしてもNYくんだりまで来て台所に立っている私って何?

さて新年まであと1時間、TVはどこもカウントダウン中継、なかでもタイムズスクエアは一番の混雑、みんなトイレとかどーするんだろうね。

司会者が何か喋ってるが、ミレニアムとY2Kがしきりに出てくる。「いや〜、すごい人ですね〜」とか言ってるようだ。内容のなさは日本のTVと変わらず。

しかしバチカンが勝手に決めた暦に世界中で大騒ぎしてるなんて。 で、何事も起こらずアメリカもあっけ無く2000年を迎えた。今回の騒動はやはり○ル・ゲイ○の陰謀であったか。

近くで花火を上げてる音が聞こえるので観に行く事にする。

場所は近所のヨットハーバーの広場でした。けっこう人が集まっている。近くで見る花火はなかなか迫力があってよい。

30分くらいで終了するが、このまま帰るのはもったいないので、とりあえずマンハッタン方面にドライブする。高速はガラガラだが一般道は大渋滞、「ミレニアム渋滞じゃん」の声あり。原因は故障車の続出の様、車検の無い国というのも考えものですな。皆さん愛車はちゃんと点検しようね。

で、車はハドソン川沿の道へ、花火はとうに終わっていたが、闇に浮かぶ摩天楼は夢のように美しい、香港といい勝負だなあ。どうか今年も良い1年でありますように。

TOP



day4後編  2000年1月1日(土)
しつこい様だが、全く何事も起こらず2000年は1月1日の朝を迎えた。

奥さんのリクエストにお応えして山口風(というかみふりん家風)お雑煮を用意する。お澄まし仕立てで具は野菜のみ、お餅は焼いて。しかしアメリカのニンジンの貧相なこと、蕪の替わりに大根とで一応紅白仕立てにする。

さてここNY郊外はCanon USAに赴任している日本人が多数暮らしている。やはりここは賑やかに行こう!という事でここで新年会が行われる事になった。

何故か私が料理する事になったのだが、いいのかなな〜。会は夕方からなので、天気もいいしドライブに出かける。

近くのOyster Bayというところだが、ここは正真正銘の超高級別荘地、文字通りお城の様な豪邸(あくまでも別荘)がそこかしこに建っている。中には敷地が広すぎて門から建物が見えないところも。ビリー・ジョエルの家もあるらしいがわからず、こっちの金持ちはスケールが違うね。

でも食事はTVディナーだったりして。

2時頃帰るなり準備を始める。

煮しめやらきんとんやら昆布巻きやらばら寿司やら伊達巻やら鶏照焼きやら鮭付け焼きやら作るが、どれも母親の味と同じになってしまうとは、げに舌の記憶というのは侮り難いものである。

で、気が付いたのだがどの料理も酒・醤油・味醂・砂糖で味付けなのだ。おせちに飽きるはずである。しかし皆さんには好評で、結局11時頃まで料理し続けてました、やれやれ。

さて夜も更けて最後まで残ったのは赴任10年目のM氏一人、彼と一緒にロンブーのビデオを観てた友人を交え議論が始まる。

内容は出てくる女の子の姿は果たして日本では一般的な姿なのか否か?自称モデル(うそや)、身体だけは立派だが顔はインディーズAVギャル並み、アタマはアイちゃん以下のこのコ等の発言を聞いていたM氏、こんな連中ばかりの日本には帰りたくないと言う。私も同感、このコ等がモラトリアム少年どもとまぐわって寒天脳ミソの子供を量産している姿が頭に浮かんでかなり絶望的な気分になる。

新年からツマらんものを見てしまったなあ。海外にいるとこんな日本語メディアでも見たくなる気持ちはわからないでもないが....

TOP



day5前編  2000年1月2日(日)
ここアメリカではニューイヤーの瞬間こそ盛大に騒ぐのものの、1日は終始静かに過ごしつつ、2日にはもう仕事という事になっている様である。

しかし幸いにも今年は2日が日曜のため、友人他も連休でのんびりしている。

さて昨日は料理作りに忙しく赴任者連中と旧交を温める間もなかったので、その中の一人T氏夫妻のところに改めて挨拶に行く、と、その前に友人夫婦のために厚焼き卵と雑煮とお浸しの朝食を用意する。

なんか料理ばかりしてる様な気が...

T氏宅は高級住宅街の一画の一軒家にあり、とにかく庭は広いが建物は痛みが目立つ。アメリカでは築3〜40年の家は珍しくないんだそうな。

さっそくT氏には週刊誌のおみや、中には某羽賀の恋人のヘアヌードが。彼女は例の記者会見で、「私これまでオッパイで食べてきましたけど、これからは頭でも稼いでいきます」と言うてました。でも三日で飢え死にすると思うぞ。

それから奥さんには豆餅、子供達にはポケモンカードのお土産を渡す。日本語版ポケモンカードはプレミアが付いてるんだそうな。

奥さんの手料理をいただきつつ赴任の苦労話を聞く。「英語なんて行けばどうにかなる」というのはウソらしい。目下勉強中だとか。ベルリッツってこっちにもあるのね、デーモン閣下も学ばれたのかしらん。

午後1時を廻ったところでホッケースタジアムへ連れていってもらう。今日はNHLをナマで見るのじゃ。カードはNYアイランダーズ対フィラデルフィア・フライヤーズ、同じNYならレンジャーズのほうが強いんだけど日程の都合上仕方ない。が本場のプレーは凄いなあ。スピード・テクニックも日本リーグとは比べ物にならんわ。長野でボロ負けする訳だよ。

で、結果は1-4でフライヤーズの勝ち。しかしゴールよりも乱闘の方が盛り上がるのは何故?終了2分前の取っ組み合いなんて観客サービスとしか思えないなあ。主催者も変なビデオで盛り上げるし、まあ面白いからいいけど。

そうそう、ピリオドの間に“全米トランポリンチャンピオン”のショーがあったが、道具のセットと片づけを自分でやってるところが3年くらい前に地方営業してたMr・マリックみたいで物悲しかったなあ。

帰りに高級ブランドモールに立ち寄り、ウイリアムズ・ソノマのエプロンとキッチンタオルを買う。センスいいよなあ、日本の代理店もバカの一つ覚えでワインばっか輸入してないで、ここも扱えばいいのに。

TOP



ホッケースタジアム
ホッケースタジアムにて


day5後編  2000年1月2日(日)
冬の陽は笑福亭鶴瓶、じゃなかった釣瓶落とし。というわけでここNYも午後5時には真っ暗である。

友人夫婦と私は最後の晩餐を摂るべくマンハッタンへと車を走らせた。しかし本当に車が多い、おまけに3リッターだの5リッターだのガソリンがぶ飲み車ばかり。近い将来地球は間違い無く米中二カ国に滅ぼされであろう。

さて、車はチャイナタウンへと入った。マンハッタン内はとにかく駐車料金が高い。1時間あたり10〜20ドルはするので、とにかく違法駐車が多いのだ。もちろん違反キップも頻繁に切られているが、このあたりの苦労は東京都内と似たり寄ったりやね。

で、チャイナタウンは匂いも建物もまんま九龍尖東の裏通り、こりゃ料理も期待出来そうだということで、お目当ての店へ。ここ『鹿鳴春』は予約をとらんというので、番号札をもらってしばし待つ。NYが寒くなくて本当に良かった。30分くらいで店内へ。

ザガットでも評価の高いこの店の名物は小籠包、るるぶにも載ってた。確かにウマい、アツアツの中身はスープでたぽたぽ、レンゲにのせてちゅるちゅる吸うとウマいのなんのって、また添えてある黒酢を滴らすとさらに別次元の旨みが....

しかし他の料理は大した事ないんだよなー、落差ありすぎ。MSGの使いすぎでどれも同じ味になってるよ。使うなとは言わんが、限度っちゅうもんがあるのでは。

そういえば赤坂璃宮は周“MSG”大人を解任してから美味しくなったんだそうな、納得やね。隣のドレッドヘアのあんちゃんが熱いスープを吹き出してるのを横目に店を出る。

早いもので明日はもう帰国、最後にとっておきの夜景を、という事でブルックリン橋のたもと、リバーサイドカフェ前に連れっててもらう。

ここはジョン・レノンも良く来てたらしい。名物スポットの割にはカップルが少ないなあ。これが横浜か香港だったら50センチ置きに絡み会ってるぞ、きっと。

ゴツゴツの橋を見上げて摩天楼を望むと、おおまんまパーラメントな夜景、そして左手彼方には自由の女神が...今回は逢えなかったけど、また来るから待っててね。(って逃げるわけないか)


TOP






day6前編 2000年1月3日(月)
気が付けばはや1月も3日目、いよいよ帰国である。

行きと同様Newarkからコンチに乗らねばならぬ。777はうれしいが、あの不味い機内食を思うとうんざりである。

そういえば今回の旅は美食とはとんと縁がなかったな。近々に必ずや香港に行く事を誓う。

さてフライトは9時半のため6時には友人宅を出る。友人は今日が仕事始め、アメリカは日本に比べるとパブリック・ホリデーがかなり少ない。日本人ってホントに働きバチなの?

朝早くからすまぬすまぬと思いつつ空港まで送ってもらう。今回はマンハッタンの南側を迂回するルート、橋の上から自由の女神とまたまた対面、再会を堅く誓う。

7時半には出発カウンターに到着、別れ際友人と再会を誓い固い握手、誓ってばっかしやな。

すぐさまチェックイン、ホントはちょいとアリーMYラブ似のおねえさんのいるカウンターに行きたかったのだが、トンガ大相撲選手権みたいなひとから手招きされてしまう。ツマらんなあ。

通路側でスクリーン前を希望するが通じたか?

実は通じていなかった。わしの英語もよくよくトホホだなあ。

余ったドルで朝食を摂る事にする。Drイーブルに協力しようと入ったコーヒーショップはスターバックス似のパチモンだった。ああ、なんて紛らわしい。キャラメルマキアート飲みそこなったやんか。

その後も色々あったが、ともかくCO9は無事テイクオフ、さらばさらばNY、またくるまでは元気でね。

TOP



day6〜7後編&最終回 2000年1月3日(日)〜1月4日(火)
さて帰りはジェットストリームに逆らって飛ぶため2時間余計で13時間のフライト、長いよ〜、またまた映画で時間を潰さねば。

しかしここで超怪作に遭遇、ディズニーの日本未公開映画『Inspector Gadget』、気の弱い警備員がエエカッコしたばっかりに勤務中に重傷を負い、女ギルモアの様なマッドサイエンティストにサイボーグ改造を施されてしまう。全身から歯磨き粉だのオイルだのローラーブレード(提携してるな)だのライターだのボールペンだのが飛び出して、ロボコップというより百鬼丸状態、おまけに女博士はソフトにバグが残ってるのに金といいオトコ(実は悪役)に目がくらんで彼を放り出していってしまう。その後少々あって悪い金持ちの野望を粉砕し二人は結ばれハッピーエンド...んなもんなるわけないやんか。

ものすごいグロテスクな話、ディズニーのダークサイドを垣間見た気分である。

しかし口なおしに観たのが『プリティ・ブライド』ってのはさらに良くなかったですな。『プリティ・ウーマン』がヒットしたのはどーしよーもないボンクラ女でも金持ちのエエ男が救い出してくれればお姫様になれる、というあられもない幻想を世の女性達に示したからやないの。プロデューサーは誰や?

そうそう、メシはやっぱりマズかったです。しかし隣の夫婦もんの奥さん、ワインを飲みまくること、10本以上は開けとるやなかろうか。まあタダほどうまいものはないと思いますがね。

そして成田到着は1月4日午後2時...んん?日付変更線のおかげで1日損してしもうたがな。明日から会社だと思うとウンザリ、さらに税関で厚底超ミニ顔黒のねーちゃん達がいてなおウンザリ。日本はほんとに大丈夫かいな。まあ大丈夫じゃなくてもいいけどね。

かくして大した時差ぼけもなく私の年越し旅行は終わったのである。

皆様おつきあいいただき、ありがとうございました。
ご意見ご要望ご感想をこの掲示板(めぐさんいいよね?)かメールでいただけるとうれしいです。

mifuru@cld.canon.co.jp

TOP



- Mifurin in New York / (c)2000 Mifurin All rights reserved. -